昔の充電器はW数の高い充電器をW数の低いPCに繋いだら動かなくなってしまったみたいなことが良くあったと思います。
最近スマホやイヤホン、PCまで色々な端末に採用されているType-Cはどうなのでしょう。
PC用のtypeC充電器をスマホにつなげたら壊れるのでしょうか
結論
壊れません
USB type-C規格ならどの端末にでも刺せますし、充電可能です。※壊れませんが最大パワーを発揮するために規格には要注意です
様々な端末につなげられるメリット
最近のスマホ、PC、イヤホンなどはTypeC充電できるものが多いので、充電器を複数持ち歩く必要がなくなります。
といいますのも昔は旅行というとイヤホン用、携帯用、iPod用、PC用と複数種類持ち歩くのが当たり前でしたがtypeC対応していれば1本でどの端末も充電できるのです。
なぜ壊れない?
USB Type-C

これまでのUSBはケーブルの両端で形が違うのが一般的でした。対してUSB Type-Cは、どちら側も同じ端子で上下の向きも関係ありません。つまり挿し間違いのストレスがなく、1本のケーブルを充電・データ・映像出力などに柔軟に使い回せます。
また、Type-Cは接続直後は安全な5Vで始まり(PDなし)、ケーブル/機器の対応に応じて5V×1.5Aまたは3A(最大15W)までの給電が可能です。
故に高い電力対応ものを少ない電力を必要とする機器(イヤホンなど)に繋いでも壊れないのです。
※「Type-C対応=PD対応」ではありません。Type-Cは“形と基本ルール”、PDは“電力の交渉ルール”です。
USB PD(USB Power Delivery)
USB PD(USB Power Delivery)は、Type-Cケーブル上で機器同士が最適な電圧・電流を自動交渉する給電規格です。
対応機器・ケーブルなら、最大100W(20V×5A)、最新の規格なら最大240Wまで対応。ノートパソコンやモニターなど、電力が必要な機器にも給電できるのが特徴です。
「充電器 × 端末 × ケーブル」の3者が能力の範囲内でのみ合意して出力を上げるため、勝手に高電圧が流れて壊れる心配が低いのがポイント。
高出力には対応ケーブルが必須です。コードの性能で充電速度が左右される場合があるためAnkerやUGREENなどの信用できるメーカーのコードを利用しましょう。ちなみに筆者は下のリンクのUGREENのものを利用しています。丈夫な編み込みケーブルがおすすめです。
結果として:PD対応ならスマホからノートPC、モニターまで1台の充電器+1本のケーブルでまかなえる場面が増え、複数の充電器や専用ケーブルを持ち歩く必要が減ります。
そのほかの魅力
映像出力
DisplayPort Alt Mode/USB4・Thunderboltに対応している場合ケーブル一本で映像出力が可能です。MacBookなどからモニターに映す方はモニターにType-Cが搭載されているものを選ぶのもよいかもしれません。
音声出力
USB Audio Class(UAC)対応なら、USB-C接続のイヤホン/DACでデジタルオーディオを高品位に出力。3高音質で音楽を聴くことができます。
高速通信
USB 3.2で最大20Gbps、USB4で40Gbps、USB4 v2.0では80Gbps/120Gbpsに対応。。外付けSSDでも内蔵並みの速度を得ることができます。
Alt Mode
上記の複数の機能を同時並行して使うことができるため、機能ごとに一本ではなく一気に1本で通信できるタフ仕様です
まとめ
できるだけType-C給電のガジェット類を集めるとかなり快適なPCライフを送ることができると思います。旅行の際もケーブルはType-C一本で済むようになりますよ!

